2011/04/04掲載 放射性物質(放射能)に関する保証の無い安全宣言にご注意下さい。(特に子供のいる家庭)
※ここで記載する放射性物質とは、福島県第1第2原子力発電所の事故によって発生した放射性物質のことを言います。
当記載事項は放射能による被害者を少しでも減らすことを目的として記載したものです。
・国は基準値を超える超えないに係わらず、摂取し続けた時の将来の健康被害について明確な答えを示していません。
つまり、将来どのような健康被害が発生するか判らないということです。
・国は基準値を多少超えたものでも安全と言っていますが、摂取して将来に甲状腺癌や白血病等が発症しても、現状では国は何の補償もしてくれません。
補償が必要なら水俣病や原発労災裁判のように国および東京電力を相手取り訴訟を起こすことになると思われますが、原子力発電は国策でもあるため、自ら被曝との因果関係を証明しても期待通りの判決となるかどうかは判りません。
・放射性物質が広範囲に拡散している割には測定する機材が不足しており、公表されている測定値も参考程度でしかなく、未測定の場所等によっては相当な誤差があると考えられます。
現状では、以下のように取り扱うのが無難であると考えられます。
・水道水に関しては放射性ヨウ素等が検出されるまたは時々検出される水道水は調理・飲用しないことを推奨します。天候等によっていつ混入するか判りません。
将来の保証もない現状では、当面はミネラルウォーターを調理・飲用するのが無難です。
放射能汚染された東京の水を飲んで美味しいと言っている知事もいますが、放射能は無味無臭ですので味に変化はありません。
・農作物に関しては放射性ヨウ素等が検出されるまたは時々検出される場合は摂取しないことを推奨します。
農作物1つ1つ測定している訳ではなく、土壌や水、空気まで汚染されている現状では、原発から数百キロ離れた産地のものを摂取せざるを得ません。
神奈川県産も検出された実績があり、将来の保証も無いので、少なくとも自分の子供には与えたくありません。
・今回の原発の事故は相当深刻なものであることと、放射能の危険性を再認識して下さい。
30km圏内でも自主避難というのは危険であり、もっと広範囲で強制避難させるべきです。
■川崎市に問い合わせてみました
川崎市のホームページに原発事故に伴う食品の安全性についての記載がありました。
「暫定規制値を超えた食品を摂取しても、(中略)、すぐに健康に悪影響があるものではありません。」
という部分が気になりましたので川崎市に問い合わせしてみました。
・「すぐに」という表現をしているのは何故か?
川崎市回答→国の基準に基づいているためこのような表現になってしまう。
・基準値内なので安全と言われても実際には放射性物質が含まれる水や食品を摂取し続けることになり、長期間に亘り内部被曝して甲状腺癌や白血病等の発症が懸念される。
すぐに健康に悪影響があるものではないのは判るが、将来に亘り健康に悪影響があるものではないと言えるのか?
川崎市回答→それは判らない。
・万一、将来に甲状腺癌や白血病等を発症した場合の補償はあるのか?
川崎市回答→現時点では国によって何も決定されていない。
万一、発症した場合は、水俣病のように長期に亘り訴訟することになりそうですねと伝えました。
・川崎市の水道でも放射性ヨウ素が時々検出されるので、まだ心配である。
川崎市回答→神奈川県の水道は水源が異なり、検出されても基準値を下回るので特に心配は要らない。私は普通に使用している。飲用するかどうかは各自の判断に委ねる。
・家族がいるため、まだ水道水は飲用させたくない。川崎市内では水は販売されているのか?四国内では売り切れで入手困難な状態である。(水を買う習慣は無いので聞いてみた)
川崎市回答→四国内で売り切れとは知らなかった。川崎市内では水のペットボトルを持ち歩いている人を見かけたので入手するのは問題ないと思われる。
■弊社の見解および福島県に対する問い合わせ
福島県 ご担当者様
国に対して意見しても一蹴されそうですし、東京電力は国によって制限されているため、生まれ故郷・事故現場の福島県に問い合わせさせていただきました。
大変な状況ではありますが、是非ご検討・ご回答いただけますようお願い申し上げます。
当文面および回答は弊社ホームページ上に掲載させていただきます。
・ヨウ素131、セシウム134、セシウム137等の放射性物質は自然界に存在しない物質である。
少量の放射性物質を扱う化学実験や医療現場等では厳しく管理しなければならないが、現状では多量の放射性物質が広範囲にばら撒かれている状況で非常に危険である。
従って、水や食料の摂取に関しては放射性物質が含まれていないことが前提であり、基準値内であるから安全と言うのは不適切であると考えるが如何か?
・特にヨウ素131は甲状腺に蓄積される性質があり、基準値内であっても摂取し続けると内部被曝によって甲状腺癌等の発症リスクが高まる。
それでも基準値内なら農産物を出荷するのか?できれば汚染が無いことを保証できるまでは出荷せず、東京電力や国に買い取っていただきたいと考えている。
出荷した場合、将来、甲状腺癌等を発症する危険性もあるが、無料の検診・治療や補償を行う体制は整っているのか?
・福島の米、野菜、水、飯舘牛は美味しい。しかし、放射性物質が含まれていては食べることができない。
実際に汚染されているものもあるので、基準値内だから安全と言っても風評被害が無くなることはない。
この際思い切った行動に出てみてはいかがだろう。農作物を1つ1つ測定し、放射性物質が含まれていないことを県が証明して証明書を1つ1つ添付して出荷してみるというものである。
訳も解らず廃棄するよりは良いと考える。
農地に飛来した放射性物質の除去等の改善もできるところから早急に行っていただきたい。
・東京電力の会長は私財を投じてまで補償する気はないようだ。当方より東京電力へ申し上げても役員までは届かないのが現状であるので、福島県は東京電力や国への更なる圧力をかけていただきたい。
・避難範囲について
30km圏内でも自主避難というのは危険であり、もっと広範囲で強制避難させるべきと考えるが如何か。
・今後、原子力発電を推進するか?
以上。
平成23年4月4日 ライトシード有限会社 取締役 庄司 隆広
■備考
http://www.city.kawasaki.jp/e-news/info3755/index.html より引用
東京電力福島第1原子力発電所の事故に伴う食品の安全性について
概要
東北地方太平洋沖地震による東京電力福島第1原子力発電所事故に伴う食品の安全性についてお知らせします。
平成23年3月28日現在
詳細
東京電力福島第1原子力発電所事故に伴う食品の安全性について、市内を流通する食品は、生産地での出荷制限等様々な措置などがとられていること、また神奈川県が実施した県内で生産された食品の放射性物質の検査で暫定規制値を超えていないことなどから、現状では安全です。また、仮に暫定規制値を超えた食品を摂取しても、基準は厳しく設定されているため、すぐに健康に悪影響があるものではありません。
問い合わせ先
川崎市健康福祉局健康安全室食品の安全・衛生担当
電話044-200-2445
2011/04/01 17:33 川崎市健康福祉局健康安全室食品の安全・衛生担当 電話044-200-2445に問い合わせしました。
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