ライトシード有限会社 [基準値内でも食べるな危険] 福島原発に関する弊社の見解(放射能、水、食品)まとめ [放射能汚染Q&A]2011.10.19 函館の栗は食べても大丈夫ですか? 最終更新日:2011/10/20 |
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2011.10.19電話によるお問い合わせ
・地方自治体に問い合わせしても的確な回答は得られなかった。
・検査結果より、栗は放射性物質を多く吸収する傾向にある。
■ご回答
2011.10.20回答
北海道函館市は原発事故現場より約477〜510kmの位置にあります。
電話でお話した通り、北海道の農産物等の測定結果が少ないこと、微量ではありますが北大(札幌)の原乳の汚染の結果が出ていることから、函館〜札幌周辺は原発からの距離を考慮してグレーゾーンという位置付けにしております。当方では西日本産を優先し、北海道では可能な限り十勝以遠産を購入するようにしております。函館産と堂々と記載されていると現状が把握できておりませんので安全を重視して敬遠してしまいます。
現状での判断材料をいくつか挙げてみます。
・北海道の公式チラシでは「北海道への放射性物質の飛散の影響は認められず、北海道の生産環境は従来どおり安全です。」という記載があった。(2011.10.03確認)
・参考資料の北海道の調査で函館市の隣の北斗市が最も高い汚染結果が出ている。
・函館より北(共和町、神恵内地区)で微量の汚染結果が出ている。
・太平洋側(静岡・関東・東北)の汚染は北海道より酷い。
・原発事故から1年も経過しておらず、半減期の短い(2年程度まで)放射性物質に注意すべきである。
・ご質問の要点の通り、栗は放射性物質の吸収率が高い。
・測定結果が無いため、様子を見るべきである。
・原発事故は収束していない。放射性物質は日々流出・拡散している状態である。
良い材料があまり見つかりませんでした。弊社では積極的に食べて下さいと言うことはできません。誠に残念ではありますが、今年は食べるのを諦めて廃棄するのが無難と考えます。
現状では、函館周辺の農産物は放射性物質の吸収率が低いものを摂取するとリスクを軽減できると考えます。
■参考資料
北海道大学生物生産研究農場の原乳の放射性ヨウ素と放射性セシウムの分析結果
北海道大学・大学院獣医学研究科 環境獣医科学講座・放射線学教室
http://vetradserver.vetmed.hokudai.ac.jp/milk/index.htm
微量であるが札幌での汚染の結果が出ている。
●本道での農地の第七回放射性物質モニタリング調査結果
平成23年10月7日公表 北海道農政部
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ns/gjf/dojomonitoring231003.pdf
函館市の結果は無いが、隣の北斗市が最も高い。
●本道での農地(第六回)、水田土壌(第二回)の放射性物質モニタリング調査結果
平成23年9月13日公表 北海道農政部
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ns/gjf/dojomonitoring230913.pdf
函館市の結果は無いが、隣の北斗市が最も高い。
食品中の放射性物質に関する検査結果
厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001ceor-att/2r9852000001cest.pdf
H23.7.1採取 北海道神恵内地区 イチゴ Cs-134:0.10Bq/kg, Cs-137:0.12Bq/kg
H23.7.27採取 北海道共和町 小麦 Cs-134:0.077Bq/kg, Cs-137:0.097Bq/kg
弊社では検出限界値の記載が無くNDだけ記載されているもの、検出限界値が高く(1を超えるもの)NDとなっているものは安全と判断できる検査結果として取り扱わない。
余談ではあるが、国産牛(各地)の汚染が目立つ。福島県から移動された牛が原因か、関東・東北の稲藁を摂取したのが原因か判らない。